独身の不安解消!ひとり暮らしの危機管理対策

1月 16, 2017 1:54 pm

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ひとり暮らしは気軽で楽しいものですが、それはあなたが健康で平和な毎日が送れているからこそ。

例えば「病気」や「災害」となると一人暮らしは世帯暮らしよりも危険な状況になりやすいのです。

ひとり暮らしの女性が棚の整理をしていたら、震度3の地震が。
すると上段から整理しかけていた重い荷物が落下してきて頭にぶつかり意識もうろう。
血も流れている。助けを呼びたいけど体が思うように動かない。
時間は真夜中。周りは寝静まっている。携帯で助けを呼ぶために体を引きずりながら机の上の携帯に手を伸ばそうとする。
血はどんどん流れる。血で手が滑る。かろうじて携帯をつかむことができたものの・・・

もちろんこれは作り話です。「そんな事ありえない!」と思っても、絶対こんなこと起こらないとも言えません。
申し上げたいのはひとり暮らし危ない時に人に知らせることが世帯暮らしよりも困難ということ。

実際あなたもひとり部屋で包丁で誤って手を切ってしまったり、物を足の甲に落としてしまったりと
孤独にケガを負ったことはあるのではないでしょうか?

まだそれならよいものの、入院が必要になるほどの病気や想定外の災害などに遭遇してしまったら・・・
ふと気付くとあなたはとても細い綱を渡っているのかもしれません。

この記事では、ひとり暮らしの危機管理対策として意識したいお金の問題や保険の問題の解決となるヒントを
述べたいと思います。

自分への未来のプレゼントと思って始めよう!「貯金」

「貯金」はひとり暮らしでも、世帯があってもあったほうがよいもの。
特に自分が大黒柱であるひとり暮らしの人にとっては
もし自分が何かの理由で働けなくなりその間の収入源が断たれてしまったら状況は深刻です。

たまに「収入から必要分を使って余ったら貯めている」という人がいますがあまり得策ではありません。
余ったお金も支出が多い月には結局使ってしまい、なかなかお金が口座に残りにくいという人は案外多いのではないでしょうか?
心当たりがある人はご自身の「食費」や「家賃」「水道光熱費」などの支出項目に「貯金」の項目をつくり、今からすぐ貯金を始めてください。

今はATMでもすぐに定期預金が始められます。
ポイントは「貯金をやめるのが面倒な状況にしてしまう」こと。
強制自動的に貯金が行われれば、気付けば1年後まとまったお金が作れることも。

特に使う目的がなくても、これで貯金ぐせができれば、いつかそれがあなたの身を助けてくれるかもしれません。
未来への自分のプレゼントのつもりで今すぐ貯金を始めましょう。

いざという時に頼りになる!「保険」

あまり考えたくありませんが上記の「貯金」でも述べたように、
ひとり暮らしにとって大黒柱の自分がもし入院が必要になるほどの病気やケガを負ってしまった時。
収入が断たれるうえに、医療費用、入院費用、さらには退院後の通院費用、リハビリ、薬代・・・状況にもよりますが、色々な費用が発生するでしょう。

日本には「高額医療被制度」という医療費の自己負担額が高額になる場合負担を軽減するために、
一定の金額(自己負担限度額)を超えた分が払い戻される制度があります。
しかしこの制度を利用したとしても、普段の収入が断たれる打撃は大きいもの。
その際まとまった貯金があればその間しのげるかもしれませんが、もし貯金がなかったら・・・あまり状況はよくありませんよね。

そんな時、頼りになるのが「保険」です。
「保険」の良いところは契約が締結されたら、契約期間にかかわらず保険内容が摘要されること。(※保険のご契約内容等をよくご確認ください)
ですのでまとまった貯金がない人にとってはありがたいものです。

ひとつの案として貯金がなかなかできない人は積み立て型の医療保険・傷害保険に加入する手もあります。
積み立て型の保険は満期になると満期金が支払われるので(※契約内容によります)それを貯金の代用とするのも方法のひとつでしょう。
しかし満期金はあなたが支払った以上の金額が支払われるものではありません。満期以前に保険を使用した場合、満期金が支払われないケースもあります。
保険加入の際はよく契約内容をご確認頂き、ご自身にあった保険を選んでくださいね。

自分知る存在が大切「災害対策」

ひとりひとりが自分の命は自分で守る意識を強めることがとても重要です。
特にひとり暮らしの人にとっては、親類から離れて暮らしている人がほとんどかと思います。

もし自分が暮らしている土地で大きな災害があったら、自分はどこに避難し、
食料はどのように確保し、親類との連絡手段をどのようにしておくのかあらかじめ整えておくことが要です。
お酒を飲む人なら、つまみになるような缶詰を常備しておいて少しづつ消化と備蓄を繰り返すのもよいでしょう。
特に防災セットを購入しなくても、使わないバックの中に普段あまり出番がなくなった衣服や手袋、
マスク、懐中電灯、ヘルメットなどを入れて玄関近くに置いておくだけでもよいのではないでしょうか?

また自分の銀行口座や色々な保険契約状況等、どこにどのように管理されているのか親類にあらかじめ知らせておくのもよいでしょう。
携帯やネットが繋がらない状況で自分のことをよく知っている存在がいることはもしもの時のあなたの大きな助けとなります。

まとめ

いかがでしたでしょうか?
ひとり暮らしの危機的状況から脱するのは「蓄え」「準備」「自分の状況をよく知る人の存在」が大事になってきます。
仕事ができなくても、病気になっても、連絡手段が限られてしまったとしても・・・これらの状況を想像して乗り越えられる準備と意識を持つとこで
「もしも」の不安を解消することもできるでしょう。

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